ポジションとは?初心者が失敗しないための3つのポイント

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この記事の所要時間: 49

FXで注文を出したら、あとは決済するまで金額が増減し、その動きが気になる方もおられるでしょう。FXでは注文を出して金額が増減する状況を「ポジションをとる」と表現することが多いです。

ポジションとは

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出典:pixabay

ポジションとは売買に関する注文を出して、そのままとなっている未決済となっているものをいいます。注文を出すことを「ポジションを建てる」ということもあります。またポジションは日本語では玉という言葉を使います。売り注文に関するものは売り建て玉、買い注文に関するものは買い建て玉となります。

買いポジションと売りポジション

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買いポジションは買い建て玉に、売りポジションは売り建て玉にあたります。買いポジションのことを「ロング」、売りポジションのことを「ショート」と表現する場合もあります。

新しくポジションを保有することを「ポジションを建てる」といい、建玉(たてぎょく)も同じ意味になります。全くポジションを持たない状態は「スクエア」と言います。ポジションは決済注文せずそのままだと含み益、含み損といった未確定の損益が生じ、決済すると損益が確定し、それ以上の利益や損失は生じません。

利益を確定する決済注文を「利確(りかく)」、損失を確定する決済注文を「損切り(そんぎり)」、又はロスカットといいます。FXで安定して利益を出す上では利確と損切りのタイミングがポイントとなります。

ポジポジ病とは

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ポジポジ病のポジとはポジションのこと。ポジポジ病はトレードしていないとムダな気がして常にポジションを持っておきたい気持ちから、常にポジションをもってしまうことをいいます。

常に動いているチャートを見ていると、チャンスがいつでもあるように見えてポジションを持ってしまう、初心者にありがちなパターンの一つです。FXではポジションを建てる回数に比例して損失が生じる確率が高くなるとも言え、ポジションの回数に比例して利益が増えるということはそう多くありません。

ポジポジ病は初心者だけでなく、大きな損失を出してしまい、それを取り返そうとする心理から冷静に相場分析できなくなった方なら中上級者でも陥る危険があり、ポジポジ病の克服には、どのような相場でエントリーするかをルールとして決めておき、決めたルールを愚直に守ることが求められます。

オープンポジションとは

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オープンポジションはFX業者のOANDAの提供するサービスです。オープンポジションは世界中のOANDAの顧客が過去に注文し、現時点で保有している売買のポジションの量を、通貨ペアのレートごとに分布が一目でわかるようにしたグラフです。

ポジションは現在のレートに対して、次の4つのいずれかに区分されます。

  • 含み益の生じた売りポジション
  • 含み損の生じた売りポジション
  • 含み益の生じた買いポジション
  • 含み損の生じた買いポジション

オープンポジションは各区分のポジションについて、価格帯ごとのボリュームを一目で見ることができます。

オープンポジションで勝率UP?

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オープンポジションは見方によって相場の状況を把握するのに役立つツールです。ポジションのいずれに集中しているのかを見ることで、将来の相場の値動きの予想を立てるといった使い方ができます。

例えば、現時点のレートで含み益の生じた売りポジションのボリュームと含み損の生じた買いポジションのボリュームが他の二つの区分より多かったとしましょう。このことは過去に、現時点のレートより高いレートで売り、買いの注文をした人が多いということで、現時点のレートは過去のレートより値下がりしていると判断できます。

また、含み損の生じたポジションを持つ人たちは、さらに値下がりすれば損切りを始めるかもしれません。含み損の生じた買いポジションのボリュームが多ければ多いほど、少しの値下がりで損切りが集中して、値下がりがさらに加速することが予想できます。このようにオープンポジションはチャートの動きだけではわからない情報を提供してくれるツールと言えます。

まとめ

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ポジションに関して、初心者が失敗しやすいのはポジポジ病に陥ってしまうことかもしれません。対策として次のことがあります。

  • エントリーに関して自分独自のルールを作り、そのルールを常に守ってトレードする
  • ポジションを建てる回数に比例して損失が生じる確率が高くなることを意識する
  • オープンポジションなどチャート以外で活用できる情報は積極的にトレードに取り入れる

エントリーに関して自分なりの根拠を持ち、その根拠が崩れた場合に損切りを厳格に行えば、トレードの成績はきっと向上するのではないでしょうか。

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