FXでは注文の出し方に、二つのスタイルがあります。一つは価格の変動する方向を追う形で注文を出すスタイル、もう一つは価格の変動する方向と逆方向に注文を出すスタイルです。価格変動方向に沿って注文を出すスタイルはトレンドフォローと呼ばれています。
トレンドフォローとは

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トレンドフォローのトレンドは相場の値動きの方向性を、フォローは追っていくことを意味します。つまりトレンドフォローとは「相場の値動きの方向性を追っていく」形でトレードするスタイルとなります。
トレンドフォローは相場の大きな流れに従うのが特徴で、エントリーと決済のタイミングさえ気を付ければ、初心者でも勝ちやすいトレードスタイルと言えます。
トレンドフォローが初心者に向く理由

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トレンドフォローが初心者に向く理由には次のことがあるでしょう。
- エントリーと決済のタイミングさえ気を付ければ、初心者でも勝ちやすい
- エントリーのタイミングを間違えても、勝てる場合がある
- 相場によっては利益を大きく伸ばすことができる
初心者のうちはエントリーのタイミングをミスしがち。安値で買ったと思ってもさらに値を下げてしまったということがよくあります。こうした場合、トレンドが値上がりの方向に向いていれば決済せずにそのままキープ、いずれ利益が出てくる可能性があります。
相場の流れを作っているのは金融機関などの大きなお金を動かすことができる機関投資家です。個人レベルでFXに投じるお金は相場全体で見れば本当に微々たる金額。従って個人レベルでは相場の大きな流れに従ってトレードする方が合理的と言えるでしょう。
トレンドフォローのデメリット

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トレンドフォローのデメリットに次のことがあります。
- トレンド開始の見極めが難しい
- トレンドの発生を待つ必要がある
- トレンドの転換のタイミングでエントリーしてしまうと損失が大きくなりやすい
チャートで「トレンドが始まった」と思ってエントリーしても長続きせず、逆方向に値動きを始めることは頻繁にあります。また、1日のうちでトレンドが長い時間続くということはそんなにありません。トレンドを待っていて1日終わるということも。また、トレンドの終わりの見極めは難しく、トレンドに乗ったと思っていたら転換を始めたということもよくあります。
トレンドフォローが向く相場

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トレンドは市場参加者が多い時間帯で発生することが多いです。日本の夕方から深夜の時間帯は、ロンドン市場やニューヨーク市場が開き、多くの投資家が参入するので値動きが大きくなります。
特定の通貨が買われたり、売られたりするとトレンド相場となりやすいので、ロンドン市場の開く前からニューヨーク市場が開くまではユーロやポンド、ニューヨーク市場が開く前から深夜にかけては米ドルが主導してトレンド相場となることがあります。
まとめ

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トレンドフォローでは相場が値上がりする方向に動いている場合は買い注文メイン、相場が値下がりする方向で動いている場合は売り注文メインでトレードします。初心者にも馴染みやすいトレードスタイルなので、まずはトレンドフォローをマスターできるよう取り組んでみてはいかがでしょうか。

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