通貨ペアの値動きが、一定方向に値上がり、値下がりの傾向がある場合、その方向についていくことで比較的簡単に利幅が稼げる場合があります。値動きは一定方向に動いている場合にも、細かく見ると山と谷を繰り返して波を描いて上昇や下降していくのがわかります。トレンドラインを使えば波の特徴からエントリーや決済のタイミングが見えてきます。
Contents
トレンドラインとは

出典:pixabay
トレンドラインは、値動きを示すグラフやインジケータなどの谷と谷、又は山と山を結んで描ける直線のラインのことです。トレンドラインを引くことで、一見するとランダムに見える値動きの動きの特徴を把握でき、今後の動きの予測を立てることに役立ちます。
トレードで安定した成績を上げている方は、特徴としてトレンドラインを正しく引ける人が多いようです。トレンドラインとインジケータを合わせることで、トレードの成績を安定させることに役立つでしょう。
トレンドラインの特徴

出典:pixabay
トレンドラインの特徴は沢山ありますが、代表的なものとして次の3つがあるでしょう。
- トレンドの有無と方向性がわかる
- エントリーと決済のタイミングがわかる
- トレンドの終わるタイミングがわかる
トレンドの有無と方向性がわかる
トレンドラインの名前が示すように、トレンドの有無と方向性が把握できます。そのことで買いエントリー主体でトレードするのか、それとも売りエントリー主体でトレードするのか判断することができるでしょう。
エントリーと決済のタイミングがわかる
トレンドが有り、切り上がる方向性を確認した場合、値動きの高値と安値をジグザグの波で表示するインジケータを合わせて表示させ、波の谷で買い注文、山で売り決済すれば利益となります。切り下がる方向性を確認した場合だと、山で売り注文、谷で買い戻し決済すれば利益となります。
トレンドの終わるタイミングがわかる

draw by:author
値動きの高値と安値をジグザグの波で表示するインジケータがトレンドラインを上昇トレンドの場合に下抜け、下降トレンドの場合に上抜けすればトレンドの終わりと判断することができます。
トレンドラインは有効?

出典:pixabay
トレンドラインは正しく引ければ有効ですが、正しく引けるようになるまで、ある程度の経験が必要と言われています。トレンドラインはオンリーワンではなく、引き方の基準を変えれば何通りにも引くことができます。どのトレンドラインが正しいかは、トレードの結果でわかるでしょう。
トレンドラインを引いてみよう

出典:pixabay
トレンドラインは正しく引けるまでには、ある程度練習が必要。FX業者の提供する取引ツールはトレンドラインを引ける機能が付いていることが多いので、あれこれ思案するよりまずはラインを引いてみてはいかがでしょう。
引き方の基本

draw by:author
引き方の基本は、上昇トレンドらしき場合には谷と谷を結び、下降トレンドらしき場合には山と山を結ぶことです。結ぶことにより作成される直線の長さが長ければ長いほど、トレンドラインとしての信憑性があると言えるでしょう。
引く場合の注意点

draw by:author
トレンドラインを引く際に次の点に注意します。
- 上昇トレンドの場合に高値更新となっているかどうか
- 下降トレンドの場合に安値更新になっているかどうか
- ローソク足のチャート表示の場合、ヒゲを含めるかどうか
上昇トレンドの場合に高値更新となっている山に対する谷を結んでトレンドラインを引き、下降トレンドの場合に安値更新になっている谷に対する山を結んでトレンドラインを引くほうがいいでしょう。
ローソク足の場合、ヒゲ部分の値動きの信憑性がある場合はヒゲの部分を含めてトレンドラインを引くこともありますが、ヒゲ部分の値動きがトレード参加者の判断の迷いから生じているケースもあるので、ローソク足の本体(実体)部分を基準に、ヒゲを含めずに引くほうが無難かもしれません。
まとめ

出典:pixabay
トレンドラインは正しく引けるようになれば、トレードをする際に強力な武器になります。トレンドラインが正しく引けるようになるまで繰り返し練習すれば、トレンドラインで相場の動向を正しく把握できるようになり、トレード成績の向上にきっと役立つでしょう。

最新情報をお届けします
コメントを残す