ボリンジャーバンドとは?人気の秘密をご紹介!

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この記事の所要時間: 239

トレードを始める前に、相場の状況について確認する必要があります。値上がり傾向か、値下がり傾向かに加えて、トレードしやすい値幅がひろがっていく状況であるかそうでないか。こうしたポイントを一目で確認できると人気なのがボリンジャーバンドと呼ばれるインジケータです。

ボリンジャーバンドとは

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出典:pixabay

ボリンジャーバンドとは人気の高いインジケータの一つ。ジョン・ボリンジャーという方が発案したインジケータで、相場の状況をバンドと呼ばれる移動平均線の外、両側に配した2つの曲線の拡大と収縮で表示します。

曲線部分の拡大が続いている時間帯は、値動きが一方向に動いている場合が多く、その方向を追跡するトレードで利益が得られるチャンスといえます。曲線部分の拡大が止まり、収縮を始めた後は、値動きの方向性は曖昧になり、時間をかけながら移動平均線の方向に収束していくことが多いです。

ボリンジャーバンドの特徴

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ボリンジャーバンドは移動平均線の外のプラスマイナス両側に、偏差の幅で描いた曲線が入る点で、変化する幅を持つバンドを構成します。一般に使われる偏差は標準偏差で、標準偏差の2倍、必要応じて1倍、3倍となる曲線を加えることがあります。

これら曲線の位置関係の変動で、バンドの幅が縮んだり拡大したりします。値動きの特徴としてバンド幅が縮んでいる(スクイーズ)状態は一定の狭い価格帯を往復しているレンジ相場、バンド幅が継続して拡大している(エクスパンジョン)状態は、値動きが値下がりまたは値上がりの方向にしばらく動き続けるトレンド相場の状況であると解釈できます。

ボリンジャーバンドの形状や、どの位置に現在の価格があるかをチェックすることで、値動きのこれからの動きを予測する面で有効な場合が多く、そうした理由もあってトレーダーに人気のインジケータとなっています。

ボリンジャーバンドの注意点

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出典:pixabay

ボリンジャーバンドはランダムな価格の変動が、統計学における一定の確率分布に従っているということを前提、または仮定しています。こうした前提や仮定が成り立つ時は有効ですが、成り立たない状況もあります。あくまでボリンジャーバンドは相場をおおまかに掴むツールとして利用したほうがいいでしょう。

また、相場の反転のタイミングを知る手段としてボリンジャーバンドを使ってトレードする手法がありますが、ボリンジャーバンドの仮定や前提が崩れている相場だと大きな損失が生じる場合があります。ボリンジャーバンドの使い方として、バンド幅が拡大している要因となっている価格の変動を確認し、変動する方向を追跡するようにトレードするほうがより安全です。

まとめ

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出典:pixabay

ボリンジャーバンドは相場の概要を掴む上で、初心者にもわかりやすく、使いやすいツールです。しかし、ボリンジャーバンドは移動平均線を基礎とした偏差を使ったインジケータなので、短期の値動きの反映は遅れがちな部分があります。こうした弱点を補完できるインジケータとセットで使う方が、より賢い使い方と言えるでしょう。

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