オシレーターとは?基本的な使い方を知ろう!

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この記事の所要時間: 332

価格の変動は中長期的な要因と短期的な要因で変動します。これらの変動に応じたインジケータを使い分けることで、相場をより詳しく分析することができます。オシレーターは中長期的なトレンドという大きな波の中の、相場の割高感、割安感という小さな波の変動をとらえる有用なツールです。

オシレーターとは

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出典:pixabay

オシレーターとは振り子のように、一定の範囲を往復することを繰り返す動きが特徴のインジケータで、移動平均線やボリンジャーバンドといった中長期的な価格の変動方向を把握するインジケータとは違った特徴を持っています。

価格変動は値上がり、値下がりいずれの場合でも価格の上昇下降を短い周期で繰り返しながら進行していきます。オシレーターとしての性質を有するインジケータの種類は多いですが、そのいずれも単独で用いるよりも、移動平均線やボリンジャーバンドといった中長期的な価格の変動方向を把握するインジケータとセットで用いるほうがいいでしょう。

オシレーターの特徴

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出典:pixabay

オシレーターの特徴は上限値および下限値に達した後、向きを反転させてそれまでの方向とは逆に上昇および下降の波形を繰り返すことです。

ただし、いつでもそのようになるというわけではなく、価格変動が一定の時間、値下がり又は値上がりの方向に進む場合、上昇および下降の波形が上方向にゆがんだり、下方向にゆがんだり、上限値や下限値に張り付いて推移するということがあります。

オシレーターの注意点

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出典:pixabay

オシレーターの注意点は、価格変動が一定の時間、値下がり又は値上がりの方向に進む場合、使うインジケータによっては上限値や下限値に張り付いて推移し、トレードのタイミングがわかりにくくなることです。

オシレーターが上限値や下限値に張り付いて推移している場合、移動平均線やボリンジャーバンドといった中長期的な価格の変動方向を把握するインジケータを合わせて使うことで、ある程度はトレードのタイミングを図ることができます。

これ以外に、オシレーターは短時間の値動きに機敏に反応するので、短い時間でエントリーと決済を繰り返すトレードにおいて、ダマシと呼ばれるノイズ的に現れる価格変動の乱れを拾いやすくなることがあります。

オシレータ系インジケーターの種類

 

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出典:pixabay

オシレーター系インジケータの種類は沢山ありますが、よく用いられているものをいくつかご紹介します。

RSI

RSIは価格上昇の勢いと下落の勢いのどちらかが優勢か判断できる指標。一定期間の上昇幅累計と下落幅累計を合わせて、その中で上昇幅累計が占めるパーセンテージを示します。
50%をニュートラルとし、70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎと判断するのが一般的です。

Stochastics

%K、%D、Slow%Dという3つの数値を使用し、%K、%Dで構成されるファーストStochasticsと%D、Slow%Dで構成されるスローStochastics
で相場転換シグナルを発するのが特徴。逆張り以外に順張りにも使えるインジケータです。

RCI

RCIは順位相関指数と呼ばれ、通常は-100%から100%の範囲で計算されます。相場の過熱感、現在の価格水準の割安、割高感を測ることができるとが特徴で25%以下は割安、75%以上は割高と判断することが多いです。

まとめ

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出典:pixabay

オシレーターはその動きの特性を活かして、上限で売り、下限で買いといったいわゆる逆張り戦略で使うことができる以外に、移動平均線やボリンジャーバンドで確認した値上がり又は値下がりのトレンドを追跡する順張り戦略でも使えます。

より初心者向きなのは、後者の順張り戦略の使い方です。移動平均線やボリンジャーバンドで確認した値上がり又は値下がりのトレンドの押し目や戻りを把握する上で、オシレーターの下限値、および上限値をマッチングさせれば、値上がりトレンドで押し目買い、値下がりトレンドで戻り売りを繰り返しながら利益を積み上げることができます。

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