スキャルピングトレードとは?人気の秘密と注意点まとめ

20180416-0
Pocket

この記事の所要時間: 43

スキャルピングトレードは、「短い時間で効率良く稼げる」との謳い文句から注目のトレードスタイルとされています。市販されている情報商材の多くはこのスキャルピングトレードを前提にしたものが多いです。このスキャルピングトレードとはいったいどのようなもので、本当に稼げるのでしょうか。

スキャルピングトレードとは

20180413-4

出典:pixabay

スキャルピングトレードは1分足、5分足といった短い足を使い、エントリーから決済までのポジション保有時間が非常に短く、トレード回数を増やすことで薄利を積み上げるトレードスタイルです。短い時間足を使うことでトレードチャンスを多く出来、ポジション保有時間が非常に短いために利益は小さいものの、損切りで生じる損失も少ないことが特徴です。

忙しい合間に、少しでもトレードしてみたいという方を中心に、人気のトレードスタイルの一つとなっていて、スキャルピングトレードに関する多くの書籍や情報商材が販売されています。スキャルピングトレードのスキャルピングのそもそもの意味は「薄く頭の皮を剥ぐ」という意味で、薄利を狙って売買するスタイルを表現しています。

スキャルピングのメリット

20180425-4

出典:pixabay

スキャルピングのメリットに次のことがあります。

  • レンジ相場でも稼げる場合が増える
  • ポジション保有時間を短くできる
  • 自動取引の情報商材が豊富

スキャルピングはデイトレードでよく用いられる15分足、1時間足といったチャートでレンジ相場であっても、その中の小さなトレンドを探してトレードできますので、レンジ相場でも稼げる場合が増えてきます。また、ポジション保有時間を短くできるので相場の急変で大きな含み損を抱えるリスクは低く、メンタル面で負担が少ないと言えます。また、情報商材が豊富に市販されていることも嬉しい点です。

スキャルピングのデメリット

20180425-5

出典:pixabay

スキャルピングトレードのデメリットに次のことがあります。

  • 1トレード当たりの利幅が少ない
  • 素早く決済の判断を行う必要がある
  • ダマシに遭いやすい

スキャルピングは1トレード当たりの利幅が少ないので、ある程度の利益を積み上げるためには何度もエントリーと決済を繰り返す必要があります。その度に緊張を強いられますので精神的に疲れますし、その疲れから勝率も下がるのが普通です。また、素早く決済の判断を行う必要があり、特に損切りは遅れてしまうことが多く、それまで積み上げた利益が吹き飛ぶこともしばしば。また短い時間足を使うために相場のノイズやダマシを拾いやすい点もデメリットと言えるでしょう。

スキャルピングは稼げる?

trend

出典:pixabay

スキャルピングは稼げるかどうかは、相場の環境とスプレッドが関係してきます。

相場環境

20180425-2

出典:pixabay

スキャルピングは稼げる相場環境は、簡単に言えば他のトレードスタイルでも稼げる相場環境。具体的に言えば明確なトレンドが生じている相場では稼げると言えます。また、稼ぎにくい相場はレンジ相場であることも同じです。ただし、大きな時間足でレンジ相場となっている場合は、レンジといっても相応の値幅がありますので、スキャルピングで稼げるチャンスはあります。

明確なトレンドが出ている場合、トレンドの方向に従って売買をしていけば利益が出やすいのはスキャルピングトレードでも他のトレードスタイルでも同じ。スキャルピングは何度も売買するのでスプレッドの負担が大きいのがネックですが、余分な含み損を小さくし、「押し目」「戻り」を確実に拾うことでより精度の高いトレンドフォローが可能になります。

スプレッド

20180408-4

出典:pixabay

スキャルピングは何度も売買するのでスプレッドの負担が大きいのがネック。よってスキャルピングトレードをする際には流動性が高くスプレッドの狭い通貨ペアを選ぶといいでしょう。具体的にはUSD/JPY、EUR/USDなどがオススメです。また、FX業者によってもこれらの通貨ペアのスプレッドの幅に違いがありますので、口座開設の際にはよく確認しておく方がいいでしょう。

まとめ

20180406-5

出典:pixabay

スキャルピングトレードは1日の中で何度もトレードチャンスがあり、相場の雰囲気を味わう機会を多くして経験を積みたい方に向いているトレードスタイル。ただし、一度に得られる利益は僅かなので、ある程度の利益を得るためには何度もエントリーして決済を繰り返す必要があり、そうしているうちに疲れてしまって勝率が下がったり、損切りが遅れて積み上げた利益を吹き飛ばす場合があります。こうした特徴を知り、あえてエントリー回数を絞るといった方法も利益を残す上で有効かもしれません。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です