FX負ける?勝てない人が確認したい3つのポイント

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この記事の所要時間: 433

FXは上がれば売り、下がれば買いを仕掛けてその後の値動き次第で利益が出たり、損失が出たりするシンプルさが特徴。その後の値動きだけを考えれば、上がるか下がるの二択ですが、FXで資産を殖やしているのは10人中1人から2人程度と言われており、殆どの人は資産を減らしているのが実情です。理由と対策を考えてみます。

FX負ける確率は50%?

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注文を入れた後の値動きの予想において、値上がりする確率50%、値下がりする確率50%のFX。勝率は50%のはずが殆どの人は資産を減らしているのはなぜでしょうか。理由の一つが「損切り」です。損切りはロスカットとも言われ、相場が予想と逆に動いた際に生じる含み損を一定の幅に収めるためにポジションを解消し、損失として確定させる作業です。

このネガティブな作業をきちんとできるかできないかは資産を残せるかどうかを左右する重要な要素です。また、1度の損切り幅が狭くとれていても、トレードの回数を増やすと利益確定の回数は増えるかもしれませんが、損切りの回数も増えます。冷静な間は適切に損切りできても、何度も判断を繰り返していると頭が疲れてきて判断が鈍り、損切りが遅れて損失が拡大することがあります。

FX負けるのは何故?

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負ける理由の大部分は、チャートを見て「チャンス!」と感じ、エントリーの後に「レンジ相場」に捕まってしまい、損切りしてしまうことです。特に初心者でも比較的勝ちやすいとされる「トレンドフォロー」を主体に短い時間足を主体にトレードしている方に該当することが多いのではないでしょうか。

エントリーを増やすほど負けやすい

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「レンジ相場」は相場の70%以上を占める、一定の値幅の範囲内でランダムに値上がりや値下がりを繰り返す相場状況。この「レンジ相場」、1分足や5分足といった短い時間足でトレードするとほぼ確実に負けます。ただし、4時間足や1時間足といった長い時間足で一定の値幅がある場合、1分足や5分足といった短い時間足で小さなトレンドを探し、「トレンドフォロー」を仕掛けると勝てる場合があります。

しかし、この場合も1度の値幅が小さいため、稼ぐためには何度もエントリーする必要があり、そのたびに決済のタイミングなど素早い判断を正確に行う必要があります。何度も判断を繰り返していると頭が疲れてきて判断が鈍り、損切りが遅れてそれまでの積み重ねた利益を1度の損失で吹き飛ばしてしまうという結果になることが多いです。

勝てない人が確認したい3つのポイント

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勝てない人が確認したいポイントとして、私は次の3つがあると思います。

  • 毎日エントリーしていないか
  • トレンド見極めの工夫をしているか
  • 短い時間足のチャートだけでトレードしていないか

毎日エントリーしていないか

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トレードを仕事のように考えて、毎日チャートを見てエントリーをするといったことはないでしょうか。毎日チャートをチェックするのはいいのですが、エントリーして勝てる相場かどうかを見極めることも重要です。1週間の単位で見れば、週の初めの月曜日は方向性が定まりにくく、週の終わりの金曜日は手じまいに向かう傾向が強く、値幅が徐々に小さくなる傾向があります。

トレンド見極めの工夫をしているか

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チャートのローソク足と移動平均線の位置関係、移動平均線の傾きでトレンド見極めをするのはいいのですが、1分足は勿論、5分足でもこうした方法で確認したトレンドは信憑性が薄いです。もっと長い時間足の1時間足や4時間足で確認すると、逆の向きのトレンドとなっている場合がよくあります。

1分足や5分足といったチャートは1時間足や4時間足のチャートの一部分を切り取ったものに過ぎません。1分足や5分足で予想したトレンドの逆方向に値動きするのは時間の問題です。トレンド見極めは長い時間足から短い時間足を見てその方向性があっているかどうかを確認するのが基本となります。

またトレンド系のインジケータだけでなく、オシレーター系のインジケータでも確認するとトレンド見極めの精度は向上するのではないでしょうか。

短い時間足のチャートだけでトレードしていないか

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1時間足や4時間足といった長い時間足のチャートでは動きが殆どないように見えても、1分足や5分足といった短い時間足で見ると激しくチャートが動いているので、短い時間足のチャートだけでトレードしがちになっていないでしょうか。短い時間足のチャートからその日の相場の値動きを鳥瞰するのは難しいです。短い時間足のチャートだけでトレードするほど「レンジ相場」に捕まってしまう可能性は高くなります。

まとめ

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外国為替市場では私たちが見たこともない大量のお金が取引されていて、そのお金からみれば私たちがトレードに参加する際に投じるお金は塵や埃のようなもの。当然のことですが市場の値動きに影響を与えることはできません。よって、相場で形成される為替レートの動く方向性についていくことが負けないための戦略となります。そのことを基本にこれまでのトレードスタイルを再確認してみてはいかがでしょうか。

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