FXのブレイクとは?狙い目と注意点をやさしく解説

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この記事の所要時間: 44

長いレンジ相場が続いている状態は、相場が大きく動き出すためにエネルギーを蓄積している状況であることが多く、何かのきっかけでレンジの上限となっている価格を上抜け、下限となっている価格を下抜けして大きく値動きする場合があり、こうした動きを利用してトレードを有利に進める戦略があります。

FXのブレイクとは

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出典:pixabay

ブレイクとはレンジの上限となっている価格を上抜け、下限となっている価格を下抜けして大きく値動きする値動きのパターン。レンジとは値動きが上限となっている価格と下限となっている価格をの間をランダムに行ったり来たりを繰り返している状況です。

相場において上限となっている価格、下限となっている価格はブレイクが起きるまでは意識されていて、上抜けでブレイクした後は前に上限となっている価格が下限となっている価格に切り替わり、上限となっている価格が値上がり更新された形で再びレンジを構成します。下抜けでブレイクした後は前に下限となっている価格が上限となっている価格に切り替わり、下限となっている価格が値下がり更新された形で再びレンジを構成します。

FXのブレイク類型

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出典:pixabay

ブレイクには次の類型があります。

  • 安値切り上げ型
  • 高値切り下げ型
  • 三角持ち合い型
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安値切り上げ型

安値切り上げ型は上昇トレンド時に見られるブレイク。レンジの上限となっている価格に何度もアタックして跳ね返されつつも、最終的にレンジの上限を上に突破します。安値が切り上がる値動きの軌跡が特徴です。

高値切り下げ型

高値切り下げ型は下落トレンド時に見られるブレイク。レンジの下限となっている価格に何度もアタックして跳ね返されつつも、最終的にレンジの下限を下に突破します。高値が切り下がる値動きの軌跡が特徴です。

三角持ち合い型

三角持ち合い型はレンジの上限と下限の値幅が収束して無くなるような値動きの軌跡が特徴。安値が切り上がる値動きと高値が切り下がる値動きが合成されることでレンジの上限と下限のラインで三角形状を構成します。最終的にレンジの上限を上に突破するか、下限を下に突破するかは分かりません。

FXのブレイクは狙い目?

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出典:pixabay

ブレイクは細かいものを含めると頻繁に起きていますが、節目となる価格帯の近くでレンジが構成された際に生じるブレイクは狙い目となることが多いです。具体的には前日の最高値を更新するブレイク、前日の最安値を更新するブレイクなどです。それ以外に4時間足や1時間足における最高値、最安値を更新するブレイクを狙ってみてもいいでしょう。

FXのブレイクと他のエントリー方法の違い

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トレンドが出ているときにブレイクの発生でエントリーする以外に、上昇トレンドの際の「押し目」や下落トレンドの際の「戻り」でエントリーする方法もあります。これらの違いはブレイクが値の更新のタイミングでエントリーするのに対し、「押し目」や「戻り」は値の反発のタイミングでエントリーすることがあります。

初心者にとって「押し目」や「戻り」を正確に捉えてジャストなエントリーをするのは慣れるまで難しい反面、ブレイクが値の更新のタイミングでエントリーするのでわかりやすい点があるかもしれません。ただしこうした初心者を騙す疑似ブレイクを仕掛けるトレーダーに注意が必要です。

FXのブレイクで注意すること

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節目となる価格を更新して直ぐエントリーすると「戻り」によって含み損を抱える場合があります。節目となる価格を更新してその後の「戻り」を確認し、その後にエントリーしたほうが良いケースがあります。

また、うまくブレイクに乗ったとしても大きな値幅で伸びていく場合とそうでない場合があります。ブレイクを狙っているトレーダーを標的にした疑似ブレイクを仕掛けられる場合がありますので注意が必要です。騙されないためにはある程度長い時間足でトレンドの有無を確認することや、オシレーターを有効に使うといいでしょう。

まとめ

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ブレイクは節目となる価格付近で売り買いが拮抗してレンジを形成している場合に狙いたいエントリー手法です。ブレイク前のレンジの値幅が狭く、売り買いが拮抗している時間が長いほどポジションが溜まっているため、上げ下げいずれかの方向に価格が抜けた場合に、逆のポジションを取っていたトレーダーが損切りを始めるとさらに大きな加速をつけて値動きが大きくなり、そうしたケースでは一回のエントリーでまとまったpipsを稼ぐことができます。反面、疑似ブレイクも多いためにエントリー前によくチェックする必要があります。

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