東京外国為替市場とは?知っておきたい知識まとめ

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この記事の所要時間: 217

為替のニュースで時々映像に登場するディーリングルーム、これは証券取引所ではなく為替ブローカーのディーリングルームで、日本の為替ブローカーとして業務を行っている上田ハーローかマネックスFXのいずれか。日本の外為ブローカーと日本銀行が外国為替の売買を行っている市場、それが東京外国為替市場です。

東京外国為替市場とは

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出典:pixabay

東京外国為替市場はイギリス・ロンドン、アメリカ・ニューヨークとともに主要な外国為替市場として知られています。東京外国為替市場の取引時間は決まっていて午前9時から午後5時(17時)まで。日本円を中心とした値動きが特徴で、この時間帯は日本のトレーダーの他、オーストラリアやニュージーランドといったオセアニア市場も開いています。

東京外国為替市場が開いている時間(東京時間)は東京証券取引所も開いている時間を重なり、証券取引所が午後3時にその日の取引終了となるまでは、午前や午後の時間帯を中心に影響を受けることがあります。またこの時間帯は為替取引が活発なイギリス・ロンドン、アメリカ・ニューヨークの市場が閉まっている時間ということもあり、金融政策決定会合の前後の時間帯や要人発言など特殊なケースを除き、値動きが小幅で緩やかなことが特徴です。

東京外国為替市場の値動き特徴

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出典:pixabay

東京外国為替市場の値動き特徴として、投機的な値動きが少なく、実需に伴う値動きが多い日があるということがあります。また、主婦やサラリーマンなど個人投資家によるクロス円トレードが多い点も指摘できます。こうした投資家は小口のトレードとなるためにトレンドを生じさせるケースが少なく、レンジ相場に逆張り主体のトレードを仕掛けることが多いようです。

東京外国為替市場のオープンから仲値のつく10時前後まで値上がりしたとすれば、その後は12時にかけて値下がりして元に戻ったりするケースや、午前の時間帯(前場)に値上がりを続けていて、午後の時間帯(後場)に値下がりして元の価格帯に落ち着くといったケースがよくあります。

まとめ

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出典:pixabay

東京外国為替市場はイギリス・ロンドン、アメリカ・ニューヨークの市場と取引時間が被らないため、投機的な動きが殆ど見られず、実需に伴う値動きがある日は比較的にトレードしやすいことがあります。しかし、たまに海外の出来事や外国投資家の動向の影響を受けて大きな値動きが発生する場合があります。東京外国為替市場が開く午前9時や取引終了となる午後5時の時間帯は、それぞれオセアニア市場、ロンドン市場の参加者の影響を受けて難しい値動きとなる場合がある点は注意したいところです。

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