ニューヨーク市場とは?初心者が知っておきたい知識まとめ

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この記事の所要時間: 259

日本のデイトレーダーの最後のトレードチャンスとなることが多いのがニューヨーク市場。世界の基軸通貨であるアメリカドルを中心とした活発な取引が行われることで知られています。アメリカドルとよく取引される通貨は日や時間によって違いますが、相場がリスクオンなのかリスクオフなのかである程度絞ることは可能です。

ニューヨーク市場とは

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世界最大の経済大国であるアメリカ。そのアメリカの金融の中心はウォールストリートのあるニューヨークです。アメリカには全世界に展開するグローバル企業があり、その多くがニューヨーク証券取引所に上場しています。ニューヨーク証券取引所の主要な株式指標であるダウ・ジョーンズ株価指数やNASDAQ総合指数などの他、米国長期国債の金利動向など多くの経済指標がアメリカドルの価格変動を通じて世界経済に影響を与えます。

ニューヨーク市場は取引の規模はロンドン市場を下回りますが、株式や国債などの債券、また世界最大の経済大国のアメリカの主要な経済指標の動向を受けて相場が多く動くことが多く、ロンドン市場が開いている時間帯とニューヨーク市場が開いている時間帯が重なる時間帯を中心にトレードチャンスがあります。

ニューヨーク市場の取引時間

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ニューヨーク市場の取引時間は夏時間と冬時間で異なりますが、日本の深夜から明け方にかけて。睡眠時間を確保するために日を跨いでトレードされる方は少ないと思いますが、そのタイミングでアメリカドル・日本円の通貨ペアが大きく動くことが結構多いです。

・夏時間:9:00~17:00(日本時間で22:00~6:00)
・冬時間:9:00~17:00(日本時間で23:00~7:00)

ニューヨーク市場の規模

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ニューヨーク市場の規模はロンドン市場に次いで世界第二位。概ね20%弱のシェアを占めています。ロンドン市場とニューヨーク市場で外国為替市場の半分以上のシェアを占めますので、この二つの市場が開いている時間帯が為替トレードのメインステージと考えていいでしょう。

ニューヨーク市場の値動き特徴

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ニューヨーク市場はロンドン市場と重なる時間帯があり、ニューヨーカーを中心としたアメリカの投資家とヨーロッパの投資家の思惑がぶつかる市場と考えることができます。思惑が同じであれば値動きは素直かもしれませんが、大抵は大きく乱れます。世界の基軸通貨であるアメリカドルを通じた戦いの場となる相場に巻き込まれると、値動きに付いていくのは難しいかもしれません。

また、ニューヨーク市場は、アジア市場やロンドン市場でトレードしてきて残っているポジションを一掃するなど、最後の相場の調整の場となることもあり、不規則な値動きをしたり機関投資家やヘッジファンドなど大口投資家の資金が入り、難しい相場となる場合があります。

まとめ

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ニューヨーク市場は日本時間では残業を終えて帰宅したサラリーマンでもチャートに向き合える時間にオープンするとあって、アメリカドル・日本円の通貨ペアを中心に、トレードに参加される方は多いのではないでしょうか。この時間はロンドン市場と重なる時間帯でもあり相場が活発に動きますので、チャンスも多いですが、大口の資金を動かす機関投資家やヘッジファンドの仕掛けに捕まって大きく損を出すこともあり、初心者が短期のトレードをする際は注意が必要です。

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