リーマンショックとは?知っておきたい知識まとめ

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この記事の所要時間: 232

外国為替は、通貨を発行している国の経済金融状況や政情によって相場が大きく変動するのが特徴です。こうした大きな変動は他の国の通貨価値にも大きく影響する場合があります。リーマンショックは世界最大の経済大国、アメリカ発の金融ショックとして歴史的な出来事として記憶されています。

リーマンショックとは

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リーマンショックは2008年9月15日、アメリカ有数の投資銀行、リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに発生した世界的な金融恐慌。その影響は日本にも及び、銀行の貸し渋りなど社会問題化したことでよく知られています。そうしたことから「リーマンショック」として永く記憶に残っている方は少なくないでしょう。

この時代はすでに金融のグローバル化で、アメリカの通貨であるドルは世界の基軸通貨として世界中の主要な取引の決済通貨としての地位が確立されていました。従ってそのドルの大元であるアメリカから発した金融恐慌として、日本や中国などアジアは勿論、ヨーロッパにもその影響が及びました。

リーマンショックの原因

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リーマンショックのおきる以前、アメリカは好景気な状況でした。アメリカの内需を牽引したのは世界一の規模を誇る消費とともに、民間投資に大きく関係する住宅建設でした。住宅の場合、建設や取得に際して大きなお金が必要ですが、これらに関連した金融商品としてサブプライムローンなど複雑な仕組債が大量に発行、流通していました。

住宅需要の高まりとともに、その価格が住宅バブルを生むほど高騰し、それが暴落することでサブプライムローンなど複雑な仕組債の価格が暴落し、貸し付けたお金が戻ってこない状況からパニックとなりました。リーマン・ブラザーズはそもそも高い格付けを誇る金融機関でしたが、サブプライムローンのような高いリスクのある債券で事業を拡大させてきたことが裏目となり、約64兆円もの負債を抱えて倒産に至りました。

リーマンショックの影響

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金融大国アメリカにおいてトップグループの地位にあったリーマン・ブラザーズの経営破綻は、主なアメリカを主な輸出先として取引してる日本の各企業に大きな影響を与え、経営環境の急速な悪化により多くの会社が危機に陥りました。また、日本円に対するアメリカドルの価値が急落し、強制ロスカットで大きな負債を抱えたFXトレーダーも多くいたと聞きます。

まとめ

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アメリカ屈指の投資銀行、リーマン・ブラザーズの経営破綻は多くの金融関係者には予想することができない大きな出来事だったため、その衝撃は急速な円高ドル安が進んだことからも推察することができます。こうした突然の出来事で大きな為替レートの変動が生じて大きな利益を得られることもありますが、殆どの人は約定できずに不利なレートでロスカットということが多いようです。こうした点は「FXは怖い」という噂の要因かもしれません。

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