OANDAオープンポジションとは?使い方をサクッと解説

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この記事の所要時間: 322

相場にはトレンド相場とレンジ相場があることをご存じに方は多いと思います。トレンド相場は反発することがしばらくないために値幅が取りやすく勝ちやすい反面、レンジ相場のようにある価格帯にさしかかると反発します。一方向に伸びていく、反発するといった予想に役立つのが、OANDAの提供する情報「オープンポジション」です。

OANDAオープンポジションとは

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出典:pixabay

OANDAオープンポジションは、世界に多くのトレーダーを有するOANDAが提供するサービスの一つ。オープンオーダーのオープンは開示、ポジションは建玉のことで、OANDAのシステムが把握している価格帯ごとに未決済の建玉ボリュームを同社のWebページに開示するサービスです。価格帯ごとに未決済の建玉ボリューム表示することで、相場の状況把握に役立てることができます。

OANDAオープンポジションの見方

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出典:pixabay

OANDAオープンポジションは次のように描画されています。

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draw by:Author

見方の基本として、最初に含み損同士、次に含み益同士を比較して「売りポジション」「買いポジション」いずれにボリュームが集中しているのかを確認します。

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draw by:Author

上の図では含み損は「買いポジション」に、含み益は「売りポジション」にボリュームが集中していることがわかります。つまり、「売りポジション」優勢の下落方向へのトレンドであると判断できます。

相場の心理として、含み益が出ている側は「利益を伸ばすために決済せず、そのままポジションを持ち続けたい」という心理が働きやすく、逆に含み損が出ている側は「一刻も早くポジションを手放したい」、または「いずれ反転すると耐えよう」と思うかもしれません。

利益をさらに伸ばすコツ

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出典:pixabay

ここで注目したいのは「含み損が出ている側」の今後の行動です。「一刻も早くポジションを手放したい」という心理的圧力から解放されたい気持ちが強くなって、値動きの少しの下振れにも損切りをする可能性が高くなるでしょう。加速をつけて下落しはじめたら間違いなく、含み損が出ている側の多くの方が損切り行動に出ます

含み益が出ている側は、値動きが加速をつけて下落しはじめる価格と、逆方向に反転しはじめる価格を知っていれば、さらに有利なトレードを展開できる可能性が高まります。そこでチェックしたいのがオープンオーダーです。

オープンオーダーを確認する

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draw by:Author

オープンオーダーは価格帯ごとに売買注文のボリュームを表示したもので、「逆指値」部分のボリュームゾーン(上図のA、B、C)は、現行のトレンドの勢いを加速するエネルギーが溜まっているゾーンです。ここを抜けると現行のトレンド(下落)方向に一気に動きます。

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draw by:Author

オープンオーダーの「指値」部分のボリュームゾーン(上図のD)は、現行のトレンドの勢いを打ち消すエネルギーが溜まっているゾーンでここをレートが下へ抜けない場合は、現行のトレンドの勢いが大きく削がれ、場合によっては逆方向(上昇方向)に反発すると予想できます。

このように、オープンポジションとオープンオーダーの合わせ技で、より有利にトレードを展開することが可能となります。

まとめ

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出典:pixabay

オープンポジションは、価格帯ごとポジションの分布を示した図ですが、シンプルな中にもトレードに役立つ情報が沢山見つけられる意味でとても便利です。見方に慣れれば、初心者にも使いやすいトレードツールとなるのではないでしょうか。

オープンポジションと合わせて、OANDAのオープンオーダーを確認することで、さらに有利にトレードできる可能性が高くなりますので、オープンオーダーの見方や使い方もマスターしておくといいでしょう。

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