RSIの使い方!こんな使い方って知ってた?

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この記事の所要時間: 338

RSIは移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンド系のインジケータと組み合わせて使うことが推奨されているオシレーター系と言われるインジケータの代表的なものです。売られすぎと買われすぎという状況を数字で示し、それらの状況から元の均衡状態への戻りを把握するために使われることが基本のように紹介されていることが多いですが、実はもっとも使えるインジケータであることを知る人は少ないかもしれません。

RSIとは

 

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RSIは相対力指数とも言われ、相対的に「買われ過ぎ」「売られすぎ」を数字で示し、相場の状況を判断するのに用いられます。「上昇の値幅合計」「下落の値幅合計」をそれぞれ求め、それらを合計して分母に、「上昇の値幅合計」を分子にして計算した比率で70%を超えていれば「買われ過ぎ」、30%を超えていれば「売られ過ぎ」と見るのが一般的です。

RSIは難しい計算は不要で至ってシンプルなインジケータとして知られています。あまりにシンプルなため、パラメータの設定によっては値動きに鋭敏に反応しすぎてしまうことがあります。RSIは単独で使うよりも、他のインジケータと合わせて使うのがオススメです。

RSIの使い方はこう紹介されている

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市場の心理として、「買われ過ぎ」=割高、「売られ過ぎ」=割安の思惑から、「買われ過ぎ」の局面では売り圧力が、「売られ過ぎ」の局面では買い圧力が強まると考えられることから、「買われ過ぎ」を売り、「売られ過ぎ」を買うといった「逆張り」に用いるのが良いとされています。

「順張り」に関しては移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンド系のインジケータが使いやすく、多くの投資に関する本ではそのように解説されています。こうしたトレンド系をフォローする形で短期的な値動きの振幅を利用して「押し目」、「戻り」を把握してトレンドフォローを行う上で、有効とされています。

RSIはもっと使えるインジケータ

 

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RSIは移動平均線やボリンジャーバンドといったインジケータの軸となる「過去の一定期間の平均」を使うインジケータではありません。「上昇の値幅合計」「下落の値幅合計」といった数字を使う部分において、どちらかと言えばよりプライスアクションにウェイトを置いているとみることができます。パラメータの設定によって、移動平均線やボリンジャーバンドのような滑らかな曲線で値動きを見ることはできない場合がありますが、値動きに対する反応は、移動平均線やボリンジャーバンドより早いです。

一般に「買われ過ぎ」を売り、「売られ過ぎ」を買うといった「逆張り」に用いるのが良いとされていますが、発想を変えて「買われ過ぎ」を買い、「売られ過ぎ」を売るといった「順張り」に用いることもできます。また、初心者が負けやすいレンジ相場でエントリーしないために、RSIが50%を挟んで一定の上下のレンジにあるときはトレードを避けるといった使い方も有効です。

RSIと組み合わせたいインジケータ

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RSIは値動きの方向性への反応が移動平均線やボリンジャーバンドより早いという特徴があり、移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンドフォローに向くインジケータの先行指標として使うことができます。

値動きの方向性に加えて、勢いも知りたい場合があります。値動きの勢いを知る上でRSIの傾きを見ることで判断することもできますが、標準偏差の拡がりや収縮を示すStandard Deviationというインジケータを合わせて表示すれば、値動きの方向をRSIで、勢いをStandard Deviationで追跡することができるでしょう。

まとめ

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RSIのさらに進んだ使い方として、値動きの反転ポイントをダイバージェンスで把握することで決済のタイミングを計ったり、逆張りを仕掛けたりといった使い方もできます。一見するとシンプルなインジケータですが、トレードの際には多くの有用な情報をトレーダーに与えてくれることが多いのは確かです。RSIを使いこなしてトレードに活かせるようになるとトレード結果も良くなるかもしれません。

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