アジングを始めよう!初心者のオススメのタックル選びををご紹介

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この記事の所要時間: 559

海における大衆魚としてよく知られているアジ。その名前の由来して食味がよく、釣りのターゲットとしても初夏から釣れ始める豆アジがサビキなどで狙えます。このアジをワームと呼ばれる樹脂製のルアーを使って狙うアジングも最近は人気となっています。専用のアイテムが豊富ですが、どのようなポイントで選ぶといいのでしょうか。

アジングとは

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出典:photo AC

アジングはエサではなくルアーを使ってアジを狙う釣り。サビキも疑似餌を使っていますが、アジングはアミエビのようなコマセの力を借りずにルアーだけで釣りを展開するのが特徴となっています。

サビキではいくらでも釣れるといっていいかもしれない豆アジも、アジングではコツが分からなければ釣れないといったこともあり、ゲームフィッシングとしては釣趣の深いことでも知られています。

アジングのフィールド

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出典:pixabay

アジは日の高い時間帯は底近く、日が沈んでからは中層まで浮いてきます。初心者が狙いやすいのは夜間、特に常夜灯のある漁港など一定の水深のある場所がオススメです。常夜灯に照らされた水面にはプランクトンなどアジのベイトが集まりやすく、アジの活性が高ければ簡単に釣ることができます。

アジングで釣果を伸ばすコツは、潮当たりの良い場所、ベイトが溜まりやすい場所を中心にアジの付き場を探すことです。アジは回遊魚ですので常に同じ場所にいるとは限りません。足を使って釣るということで、タックルはライトなものがいいでしょう。

アジングのタックル

アジは口回りが柔らかく、強引なやり取りをするとバレてしまうことがよくあります。またエサを咥える時間も短いため、感度重視かつライトなタックルがオススメです。

アジングのロッド

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アジングのロッドは取り回しや感度を重視した軽量、短めのロッドがオススメ。各社から専用ロッドがリリースされていますので、できれば専用ロッドを使う方がより楽しめます。

ロッドには乗せ調子、掛け調子の2つのタイプがあり、好みが分かれるところですが、アジのアタリをジャストタイミングで掛けることが難しい初心者には、向こう合わせや巻き合わせができる乗せ調子のロッドがいいでしょう。ロッドの硬さはウルトラライトを基準に、長さは5~6フィート、重さは50g前後のロッドが使いやすいと思います。

アジングのリール

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アジングのリールも取り回しや感度を重視した軽量、口径の小さい番手のものがいいでしょう。ロッドにセットした場合に手元に重心がくるようになると、持ち重りすることはないでしょう。

リールの番手として一般的に1000~2000番、重量は200g前後、出来れば200gを切る軽量のものが理想です。リールの重さが軽くなるほどロッドから伝わるアタリを手元に感じやすくなります。スプールは細いラインを使うことを前提に、浅溝スプールのものがいいでしょう。

アジングのライン

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アジングのラインは専用ものがリリースされていて、大きく分けて次の3つのタイプがあります。

  • フロロカーボンライン
  • エステルライン
  • PEライン

フロロカーボンラインは比重が海水より重く、小型のルアーを素早く沈めたいとき、風でラインが流されやすい状況で風の影響を少なくしたいときにオススメです。ライン表面が傷付きにくく、根ズレによる破断の可能性が最も低いので底近くのアジを狙うのに適しています。

エステルライン、PEラインはともに素材がポリエステルで、エステルラインはポリエステル単線、、PEラインはポリエステル編み込みとなっています。エステルラインの比重は海水に近く水中をサスペンドしやすく、PEラインの比重は海水より小さいので沈みにくいのが特徴です。

エステルライン、PEラインとも伸びが殆どないのでアジのアタリを高感度で捉えることができます。しかし伸びがない分、設計以上の力がかかると容易に破断しますので、特にエステルラインの場合、極細タイプを使う場合には注意が必要です。

実際の釣りでは、フロロカーボンラインをメインラインにする場合の他、エステルライン、PEラインのメインラインの先端にフロロカーボンラインのリーダーをセットすることが多いです。軽量なルアー、特に1g前後のジグヘッドを使う場合はラインは細いほど飛距離が稼げるので、フロロカーボンラインは3ポンド以下、エステルラインは1.5~2ポンド、PEラインは0.2号前後の細いラインがいいでしょう。

アジングのルアー

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アジングのルアーには、ジグヘッドと呼ばれるオモリのついた釣り針に樹脂製のワームと呼ばれるタイプのものをセットする場合の他、3g前後のメタルジグと呼ばれるハードルアーを用いる場合もあります。日中やある程度の水深がある深場では沈めやすいメタルジグで狙うといいでしょう。

ジグヘッドとワームを組み合わせる場合、そのウェイトバランスに注意します。理想的なのはセンターバランスとなり、水中を沈降する時間を長く取れるようにすることです。小さいワームに重いジグヘッドをつけるなどした場合、沈降が早すぎてアジが追い切れなかったり、咥えたときの違和感から喰いが悪くなることが多いです。

ジグヘッドの重さは0.6g~0.8gを基準に、ワームは2インチを基準に選ぶといいでしょう。ワームのカラーはクリアタイプにラメが入ったものはオールラウンドに使えます。夜間などシルエットをよりはっきりさせる場合は白系や夜光タイプを試してみるといいでしょう。

ジグヘッドの形状

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アジングではロッドを使ったリフト&フォールが中心となりますので、丸型や舟形の形状がいいでしょう。

丸型ジグヘッド

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水中での抵抗を感じやすく、ウェイトが集中しているので飛距離が出やすく、沈めやすい点で最初に選びたいタイプのジグヘッドです。浅いレンジでは0.6g以下の軽め、深いレンジ狙いでは1g以上の重めと使い分けるとオールラウンドに使えます。ジグヘッドのウェイトに合わせてワームのサイズを変更し、ジグヘッドとワームのハイブリッド状態で水平に速すぎず遅すぎずの一定の速度でフォールするように注意します。

舟形ジグヘッド

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モーターボートのような形状からリフト時に水中での抵抗を感じやすい点、リーリング時にレンジキープしやすく一定のタナを集中して狙うことに優れています。フォールの際には丸型ジグヘッドよりワームの水平姿勢が安定し、水流による抵抗からゆっくり沈む点でより長くワームをアピールすることができます。夜間の浅いレンジにいるアジを狙う場合には活躍の機会が増えるでしょう。

まとめ

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出典:photo AC

海の釣りでは身近なターゲットのアジ。釣趣をより楽しみたい方にアジングはオススメです。ただし始めるにあたってトータルのタックルバランスが悪いと、最初の一匹が遠くなってしまいますので、ロッドやリール、ラインやルアーのコーディネイトは適切に行うことに注意しましょう。状況に合わせてタックルの組み合わせを考えるのもアジングの楽しみの1つかもしれません。

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