初心者がmmd用3dモデルを作るシリーズの第2回ではモデリングソフトのインストールと下絵の取り込みの手順を確認します。慣れれば下絵なしでもモデリングできますが、下絵はあるほうが初心者には作業がしやすいと思います。
Contents
3dモデル作成のためのソフトのインストール

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3dモデル作成のためのソフトのインストールを行います。Metasequoia(メタセコイア)のホームページにアクセスします。インストールの手順は次のようになります。
- メニュー一覧から「ダウンロード」をクリック
- ダウンロード画面に遷移するので画面下部にプルダウン
- お使いのパソコンのOSやビットスペックに一致するものか確認して緑色の「ダウンロード」をクリック
- ダウンロードフォルダを解凍し、インストーラーを起動してインストールします
1.メニュー一覧から「ダウンロード」をクリック

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(C) 1999-2021 tetraface Inc.
2.ダウンロード画面に遷移するので画面下部にプルダウン

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3.お使いのパソコンのOSやビットスペックに一致するものか確認して緑色の「ダウンロード」をクリック

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より詳しい内容については、ダウンロード画面オレンジ部分「はじめにお読みください」をクリックして確認できます

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ソフトの立ち上げと初期画面の確認

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インストールが完了したら、デスクトップにアイコンが生成されていると思いますのでダブルクリックします。

ダブルクリックするとポップアップ表示がありますのでいずれかを選択してクリックします。

①~③はそれぞれ次のような状況に対応しています。
- ①:「シリアルIDを入力」:有料のライセンスの場合や試用のライセンスの場合にシリアルIDが発行されているのでこちらを選択してIDを入力します
- ②:「試用ライセンスを取得」:1か月間無料で有料のライセンスと同じ機能を使えます。その際に必要となる試用ライセンスを取得する場合はこちらを選択します
- ③:有料および試用ライセンスを取得しないでソフトを使いたい場合に選択します。機能限定版となります
③を選んでクリックすると次のポップアップが出ますので「OK」をクリックします。

デフォルトの画面が立ち上がりますので赤枠の作業モードウィンドウ部分を確認します。

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作業モードには次の4つがあります。
- 初心者
- モデリング(文字)
- モデリング(アイコン)
- マッピング
通常の場合、モデリング(文字)またはモデリング(アイコン)とマッピングを使います。モデリング(文字)とモデリング(アイコン)は表示が文字かアイコンかの違いだけでモード自体はモデリング作業に対応した内容で実態としては同じとなっています。

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なお、コマンドの中に「STD」や「EX」の表示が見られるものはライセンスを取得しない場合は使えなくなっています。標準版ライセンス取得で「STD」のついたコマンドが、特別版ライセンス取得ですべてのコマンドが使えるようになります。
試用ライセンスの場合は特別版ライセンス取得と同様にすべてのコマンドが1か月間無料で使えます。
初期画面の確認

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初期画面は次のような内容で構成されています。
- ①:作業モードウィンドウ
- ②:メニュー
- ③:システム設定パネル
- ④:編集パネル
- ⑤:コマンドパネル
- ⑥:コマンドポップアップ
- ⑦:オブジェクトパネル
- ⑧:材質パネル
- ⑨:表示指定パネル
- ⑩:表示画面指定アイコン
⑦:オブジェクトパネル、⑧:材質パネルは②:メニューや③:システム設定パネルで表示ONの場合に表示されます。詳しい内容はモデリング作業をしていく中で確認していけばいいのでここでは詳しい説明を割愛します。
作業しやすい画面表示に切り替える

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デフォルトで1画面のウィンドウを4画面にします。

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⑩:表示画面指定アイコンをクリックして次に示す画面表示にします。

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画面が4つに分かれ、それぞれ⑨:表示指定パネルと⑩:表示画面指定アイコンが確認できます。⑨:表示指定パネルについて①の部分を見ると左上は「上面」右上は「平行」左下は「左面」右下は「前面」となっています。
①の部分と②の部分はユーザーが自由に選択できるようになっています。また、③のアイコンをクリックすると単画面表示となります。例えば4分割画面「上面」の③のアイコンをクリックすると「上面」の単画面表示となります。
さらに同じ③のアイコンをクリックすると元の4分割画面に戻ります。②の部分はユーザーが自由に選択できるようになっていて、「点」「辺」「面」等の表示非表示の他、指定した画面を他画面と同期表示させるか否かについて選択でき、その時々でユーザーが最も作業しやすい画面表示に切り替えることができるように工夫されていることがわかります。
下絵を読み込ませる

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いよいよモデリング作業に入りますが、いきなり3次元空間から始めるのは難しいと思います。四分割画面にしてそのうちの2画面を側面、正面にして二次元の画面で始める方がやりやすいと思います。左下の画面を「左面」、右下の画面を「前面」に設定したのち、それぞれ「左面」「前面」に対応して別途作成した下絵を張り付けることにします。
左下の画面を「左面」、右下の画面を「前面」に設定し、コマンドパネル「下絵」をクリックします。

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4画面それぞれに「読込」が右上に表示されるので、まずは左下の画面の「左面」の「読込」をクリックします。

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「左面」に対応してあらかじめ作成しておいた下絵を選び(①)、「開く」(②)をクリックします。

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左下の画面の「左面」に下絵が読み込まれます。

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同じ要領で右下の画面の「前面」に下絵を読み込みます。

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マウスのセンター部分のホイールを回して拡大または縮小してサイズを調整します。

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次に下絵と座標を合わせたいので下絵をマウス左ボタンを押さえたままドラッグして移動させ、位置決めが終われば「左面」「前面」の「同期」をオンにしておくといいでしょう

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4分割画面の左下と右下の画面を使って下絵を参考にモデリングしていくと、その結果は左上と右上の画面に反映されます。三次元的な出来の良しあしは右上の「平行」(または「透視」)画面で確認します。
第2回のまとめ

今回はソフトのダウンロードとインストール、立ち上げ画面の簡単な説明と、モデリング前の下絵の読み込みについてご紹介しました。文章にすると長くなりますがやってみるとすぐにできる内容ですのでパソコンにさわりながらやってみてください。
次回は今回読み込んだ下絵を使ってどのようにモデリングしていくかの流れをご紹介していきます。

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